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会長のひとこと


ヤマビルについて

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 山での嫌われもとしての「ヤマビル」が丹沢には多い、以前は表丹沢だけだったような気がするが今は西丹沢を含む丹沢全域に勢力図を延ばしたようである。
 ウィキペディアによれば以下抜粋
 ヤマビルは陸に棲むヒルで、吸血性のヒル類としては日本本土では唯一の陸生ヒルである。日本以外では複数の種がある場合もある。なお、より厳密を求めてニホンヤマビルとの和名も提唱されているが、普通はヤマビルと呼ばれることが多い。
 日本では岩手・秋田県以南の本州から四国、九州に分布する。また周辺島嶼では佐渡島、金華山、淡路島、それに屋久島が知られる。ただし神奈川県の調査報告によると、四国は分布域とされているが、確実な情報がないという。
 体長は25-35 mmで伸び縮みが激しく、倍くらいまで伸びる。神奈川県の報告書によると、弾力に富み、且つ丈夫で、引っ張ってもちぎれず、踏んでもつぶれないと表現されるほどである。
 となぜか神奈川県からの調査報告が目立つ、それだけ多いということか...

 自分もヒルにはずっとつかれたことがなかったが、1昨年の指導員講習の際についにつかれて、ホワイトソックスがレッドソックスに変わってしまったことが記憶に生々しい。

 一般的にはシカやイノシシを宿主として、近年シカの繁殖と呼応して勢力図を延ばしたと考えられる。それとともに生息地域へ入る観光客の増加や登山者が原因の一つではないかとも考えられている。
ヒルに付かれた人間が生息域外に移動したところでヒルが落ち、生息域の拡大につながった可能性も指摘しされている。

 対策としては塩や食酢のような酸性の液体を足元のソックスなどに着けることによりある程度は防げることもある。また、最近はヤマビルを寄せ付けないスプレー「ヒル下がりのジョニー」も効果的なようです。

 つかれて、吸血されてしまった場合、塩を掛ける、ライターであぶる事により身体から取り除くことはできます。慌てず、騒がず、冷静に対処しましょう。なお、ヤマビルによって媒介される寄生虫や病原体は知られていないのでその心配はありませんが、血液凝固を阻害するヒルジンにより、しばらくは出血が止まらない事があるので傷口を流水で洗浄します。その時にヒルジンを絞り出すイメージで傷口を絞りながら洗い流すのがポイントです。その後は絆創膏で止血します。

 山で嫌われ者のヒルですが、ちゃんと対策をすれば被害を最小限に抑えられると思います。ヒルごときを恐れて丹沢に行かない等,
もったいない話だと思います。ヒル対策をして丹沢の山を沢を楽しみましょう。 (RYOUMA)