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会長のひとこと


読図について

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 

 山に行くなら、地図を持ち、読図が出来ないと...わかっちゃいるけど中々思い通りには行かないというのが現実ではないでしょうか。

読図とは何か、それは読図の本を読んでまず基本的なところは頭に入れて下さい。

 山に行ったら、まずは自分が良く知っている山で地形図を見て、どうなっているか理解して下さい。
 尾根は分かりますか、谷は分かりますか、今自分が目で見ているものと地形図が一致していますか。

 地形図と目の前の景色が一致していいれば、後は自分がどこにいるかが分かっていれば読図することが出来ます。最初はジオグラフィカで自分がどこにいるか判断しても良いでしょう。自分がどこにいて何処へ向かえば良いのかが分かれば読図出来ていることになります。

 実際に山に入ると中々分からないものです、いろんな情報を事前に取り込んでおきましょう。そして迷い易い場所には特に特徴を捉えておきましょう。バリーションルートにおいては特にそうです、上りはまだ間違っても登って行けば尾根道にいずれ出るでしょう、崖とかを避けていれば、方向を見誤らなければ大丈夫かと思います。
でもちゃんと読図できていればより安全に確実に目的地に向かえるはずです。

 下りでは特に支尾根が沢山でてきます、どの尾根が自分が進めべき尾根か枝分かれしている時には必ず確認します。尾根を間違えればとんでもないところに下りる可能性もあります。最終的に崖に行きつく可能性もあります。読図をして尾根がどうなっているかを理解し、その尾根から外れない様にしましょう。

 まずは良く知っている山で地形図と実際の地形を見比べて地形図を理解しましょう。地形図を見て、尾根、谷が分かるようになれば山をイメージすることが出来ます。山に行く際には必ず地形図を持ち、実際の地形と見比べてということを常に実施していれば経験値も上がり地形図で山を理解できるようになると思います。

 繰り返し、繰り返し行うことで地形図から山をイメージできるようになると思います。地形図を持たずに闇雲に上るのと、地形図で山を捉えて読図して上るのでは全然山の楽しみ方が安全性が異なります。

 山を安全に楽しく上るためにも地形図を理解し、読図出来るようになりましょう。(りょうま
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