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会長のひとこと


【森の巡回 監守について】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 私事ではありますが4月から森の巡回、監守という仕事をやりはじめました。県有林、管理を任されている秦野市の分収林を巡回致します。 渡された地域図をもとに地形図に落とし、カシミール3Dでトラックをデータを入力する。それをジオグラフィカに落としてそれを持っていきます。本来なら地形図だけで歩ければ良いのですがそこまで地形図を読んで歩く技術がないのでジオグラフィカに頼らずにを得ません。それでもそもそもが自分で頂いた地域図でプロットしているので必ずしも正解ではない。そこは現場で意識しながら歩いていくしかない、以前やられていたかがどのように歩いているかはわからないがそんない大きく違うことはないので踏み跡があるだろうと思っていたが、普段は人が入るところでもないため、ほぼ踏み跡はない。なのでここは沢筋に歩く、標高いくつからは尾根に上がるなどやはり地形図を意識しながら歩く必要があります。地図読みの訓練になりますし、ジオグラフィカ利用ではありますが地形を予想しながら歩くのはとても楽しいです。
 場所によってはとんでもないような下りや、沢をそのまま詰めるようなところもあり、なかなか楽しめます。但し、歩くのを楽しむだけではありません、鹿柵の破損であったり、倒木、土砂崩れ、落石、動物の食害等を確認しなければなりません。それが仕事なので、残念なのは結構ゴミが捨てられていたりするところもあるのでこれは残念です。小さなものであれば持ち帰れますが、とんでもないトラックのタイヤが沢筋の奥にあったりします。なんでこんなところにという気がしますがあるんです。誰が持ってくるのでしょうか?
 山にはちゃんと所有者がいて、管理されていますが、どなたも入ることは出来ます。ゴミなどの放棄はとんでもないことだと思います。森が自然のままで心癒せる場所であるように巡回を行い不具合がないか確認する、とても楽しく、やりがいのある仕事かと思います。(りょうま)