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会長のひとこと


【登山におけるロープワークについて】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 ロープワークは登山をするうえで必要なものである。がしかし普段使わない物なので直ぐに忘れてしまう。忘れないためには自然にできるように身体で覚えるしかない。
通常の縦走では基本ロープをもっていかないがバリエーションルートではロープを使用するのでやはり必要である。
 クライミングにおいては当たり前にロープワークが必要不可欠である。沢登においても同様です。
 身体で覚えているむずび方も含めて必ず復習して、実際に山に行った時に、あれ、どうだっけとならないようにしましょう。命取りです。

●バリエーションルート:
@谷筋などをトラバースする場合に滑落防止のためFIXロープを張る
 ・木、岩の支点にクローブヒッチ
 ・ロープの末端処理にダブルフィッシャーマンズノット
 ・支点で荷重分散すためにラビットノット
 ・メインロープをセルフビレイにカラビナへクローブヒッチ
 ・FIXロープにマッシャーで滑落防止
A縦走などでハーネス+ATCがない場合の懸垂下降
 ・120cmのスリングで簡易ハーネスを作り環付きカラビナを付けムンターヒッチで下降する

●テント設営・ロープで物干し
@石や木にテントの張綱でテンションをかける
 ・トートラインヒッチ

●クライミング、沢登り
@ハーネスへの接続
 ・ダブル・フィギュア・エイトノット(フォロースルー)
Aロープの中間部分に二重の状態のエイトノット
 ・ダブル・フィギュア・エイトノット(オンアバイト)
B支点へのセルフビレイ
 ・クローブヒッチ
C懸垂下降
 ・ロープの末端処理にダブルフィッシャーマンズノット
 ・ロープの末端処理にオーバーハンドノット
 ・バックアップにマッシャー
D支点から離れたところでビレイをするビレイポイントに
 ・インラインノット
Eロープの上り返し
 ・マッシャーとスリングで支点を作り登り返す
 ・スリングに足を入れる場合にガースヒッチにする
                       (りょうま)