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会長のひとこと


【スポーツクライミングコーチT講習・検定】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 アルパインコーチTを2年前に取得しました。そして今回、日本スポーツ協会公認スポーツクライミング コーチ1の専門科目の養成講習と検定を受けました。
指導員については以下の通りです。
@養成目的 都道府県レベルにおいて、年齢・技術レベルに応じてクライミング教室や、 学校登山部活動等で基礎的な実技指導にあたる指導者を養成する。
A役割 都道府県レベルにおいて、スポーツクライミング・ボルダリングの技術の普及 および初心者の指導に努める。国民体育大会の選手指導および監督となる。
  B主受講条件 ・受講年度の4月1日現在満18歳以上で都道府県山岳連盟(協会)に所属し、同連盟(協会)が認める者。
・5.10b以上をリードクライミングできると判断された者。
・人工壁に於いて、初心者の指導実績を有し、指導できると判断された者。

1日目:座学 ・・・ 指導者制度、医学、法律、歴史、用具について講習
2日目:座学 ・・・ 技術安全、確保、指導法、リード教室について
    実技 ・・・ クライミング
3日目 実技 ・・・ クライミング、リード教室について、ダイナミックビレイ
           ボルダリング、技術検定
4日目 座学 ・・・ 筆記テスト、競技、ボルダリング
    実技 ・・・ スピードクライミング
 実際に自分が教えるとなると、身体で理解していること、当たり前に行っていることを全て言葉にして伝え、実施させることになる。こんなこと分かっていて当たり前と思っていてはいけない、一つ一つを確実に伝え、教えなければならない。特に安全面については確実に出来ているか、確認をしているか、それを怠ると事故が起きる可能性がある。そんなことも正確に教えなければならない。そんなことを意識しながら自分も知識を増やさなければならない。

 いろんな意味で不足していた知識もあり、今回講習を受けて改めて気が付かされたこともある。これは指導するためだけでなく、自分自身のスキルアップにも繋がる。そして人に教えるために自分も更にクライミングのスキルを向上させようと思うことが出来ました。

 合否は4月まで待たなければ出てきません、結構長い期間待たされます。がしかし今回この講習・検定を受けることで自分自身のモチベーションがあがり、よりクライミングのスキルを向上しようと思えたこと、人に教えることを理解できたことが大きな成果となりました。

 皆さんもいかがでしょう?来年スポーツクライミングコーチTの講習・検定を受けてみては、きっと良い経験になると思います。(りょうま)