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会長のひとこと


【設立90周年 秦野山岳会】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 設立が昭和8年ですね、秦野山岳会は90周年を迎えます。
昭和8年の出来事を見てみると、
1933/01/30
ヒットラーがドイツ首相に就任し、ナチスが政権を獲得する。
1933/03/03
三陸地震津波が起る。マグニチュード8.1、死者3008人、行方不明者56人、家屋流失4034、倒壊1817。
1933/03/27
日本が国際連盟を正式に脱退する。
1933/08/09
マルチタレントの黒柳徹子が東京に誕生。
1933/12/23
昭和天皇の第1男子、継宮明仁(つぐのみやあきひと)親王誕生(125代天皇、今上天皇)。

時代を感じますね、凄いのは黒柳徹子さん誕生です。90歳を越えてまだ矍鑠としてしていますもんね。
そんな時代に設立された秦野山岳会、神奈川県で横浜山岳会に2年遅れて県内で2番目に古い山岳会として誕生しました。どんなだったのでしょうか、山好きが集まって、丹沢をベースに活動を始めたのでしょうか。そのころの丹沢は深いささやぶにおおわれた山で、山仕事や一部の登山家しかこない静かな山だったようです。
それから90年が経ち、我々は先人たちが標榜した山岳会を守らているのでしょうか。

【秦野山岳会会則 第1章 第2条】
 本会の目的は、登山を通じ自然に親しみ、心身の練磨と登山技術の高揚、及び会員相互の親睦を図ることにある

自分たちがどれだけ何ができているのか、それを評価するのは難しいですが少なくとも、登山を通じ自然に親しみ、責任感、思いやり、共感を育み、登山技術の向上に勤めております。登山技術の伝承が自分には中々重いものがありますが、登山技術に精通したメンバーもいて少なからず出来ていると思います。
最近は自分自身で山を行く、ショップの開催する山行に参加する、ガイドさんと山に行く等と登山技術習得も変わってきていますが、やはり山岳会に入り、山好きな仲間と山に行くということがいいかと思います。
なぜなら、登山は危険が伴います、通常のスポーツとは異なります、自然相手なのでいろんなことが起きます。だからこそ登山技術の向上が必要であり、それを学ぶ場が必要なのです。その場こそが山岳会だと自分は思います。
そういう活動を長く続けてきた秦野山岳会をこれからも盛り上げていきたいと思っています。
もし、よろしければ仲間になりませんか。(りょうま)