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会長のひとこと


【GPSナビゲーション】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

 道迷いを防ぐためにGPSナビゲーションを使っています。
自分は「ジオグラフィカ」です。
最近は「ヤマップ」「ヤマレコ」を利用する人が多いようですが、自分は以前から「ジオグラフィカ」を利用しています。
共通していることは
 ・電波がなくても使えるGPSタイプ
 ・事前に地図のダウンロードが可能
自分の使い方は「カシミール3D」を利用して地図にトレースを作成すること。それをGPXデータに変換してジオグラフィカにて読み込む。そうすることによりジオグラフィカでは歩くべき道がトレースされています。
一般登山道であればホワイトアウトしたり、ガスが出て視界がなくなるほどで無ければ登山道を外れることは滅多にありませんが、それでもわかりにくい道や、登山道ではない林業用の作業道に迷い込むことがあります。そんな時に、ジオグラフィカで確認すれば、自分がどこにいて、どこに行くべきかということが判断できます。
沢やバリエーションルートを行く時には特に必要です。そもそもが登山道ではない訳ですからちょっとしたルートミスが別の尾根に行ってしまったり、違う沢に入り込んでしまったりするわけです。分岐するところや、怪しいと思うときには必ずジオグラフィカで確認します。
ジオグラフィカがあるからと言って地図が読めないと駄目です。地形を確認し、ジオグラフィカを確認し、現在の場所がちゃんと地形とマッチングしているか、判断しましょう。
上りは最終的には尾根に出るので多少ミスをしても道に迷うことは少ないと思います。しかし、下りは尾根を一本間違えれば全く別の場所に下りる可能性があります。丹沢でも支尾根は多く、踏み跡もいろいろあります。特に林業関係者の作業道等も迷いやすい箇所かと思います。なんせ踏み跡が明瞭ですから、でも最後は道が無くなります。
使い方を理解し、地形図を読めるようにして、GPSナビゲーションをうまく活用しましょう。そして道迷いを無くしましょう。(りょうま)