ひとこと 本文へジャンプ
会長のひとこと


【紅葉】

会長の日々思うこと、山の話、道具の話等、毎月更新しています。

紅葉山行は例年11月に行われる山岳会の行事の一つです。ただ、中々紅葉の季節に合わず、名ばかりの紅葉山行が続いていた。
今年は本来、八海山に行く予定でしたが、日程が変更になり、紅葉が見れないだろうということで上毛三山の妙義山に奇岩と紅葉を愛でるために行きました。
今年は例年になく秋の始まりが遅く、妙義山でも通常より2週間ほど紅葉が遅れており、今回は素晴らしい紅葉を堪能しながら、妙義山の奇岩の数々を楽しんできた。
 紅葉は、秋になり気温の低下と日照時間の減少により、葉の働きが徐々に低下して起こります。葉の色素の比率が変化することで、緑色から黄色、赤色へと変化していきます。それが紅葉と呼ばれるもので、山の高さにより紅葉範囲が変わるのもそのためです。
紅葉の仕組みは、葉の色素の違いによって異なり、黄色の葉と赤の葉になるものがあります。紅葉は、植物が冬を越すために物質やエネルギーを節約するしくみです。
【黄色の葉】
葉緑素(クロロフィル)とカロチノイドという色素が含まれています。気温が下がるとクロロフィルが分解され、カロチノイドの色が際立って見えるようになります。イチョウやブナ、シラカバ、カツラなどが黄色く紅葉します。
【赤の葉】
葉緑素(クロロフィル)とアントシアニンという色素が含まれています。気温が下がると、葉の根元と枝の間に離層と呼ばれるコルクのような組織が形成され、光合成で作られた糖が枝などに届かなくなります。葉の中で糖分が濃くなり、葉緑素が分解されて化学反応が起き、アントシアニンという赤い色素が作られます。カエデやナナカマド、ヤマウルシ、ハナミズキなどが赤く紅葉します。

 紅葉は「最低気温が8℃を下回る」日が続くと葉の中でアントシアニンが大勢を占めるようになり、紅葉が進みます。
妙義山で言うとモミジ、カエデが多いので緑から黄色、そして赤に変化していく過程が楽しめます。そして落葉し、冬に備え、冬を越すと4月になると新芽が次々に開き、あかちゃんの手のような葉を茂らせます。
 紅葉を楽しんで、冬は落葉した木に雪が化粧します。そして春には新緑のあざやかな季節が訪れます。そんな季節ごとに美しい姿を見せてくれる、山に木に感謝する気持ちが大切ですね。(りょうま)